ちょっとしたレッスンの合間にしてもらっていること。

ピアノの後ろに少しスペースがあります。

「はい、脳トレタイム！１分　体動かしてください」

私が声かけるのはこれだけ。

誰かのまねをする・ラジオ体操のようにマニュアルがあることをするのは簡単です。

「なんでもいいから、体動かす！」ただ、これだけ。

みんな最初の１，２回は戸惑ってます。ピアノのレッスンなのになんで！！

「ええ、何するの？」

だんだん慣れてくると、今日はこれをしようと決めてくる人もいます。

何も決まってないところから、考える。考える。考える。脳トレ。

運動不足の子は体を動かすきっかけにしてもらう。運動内容はおまかせです。

ラジオ体操の中からしている人・ジャンプ・ストレッチ・

マッサージのように筋肉ほぐす・伸びをする　いろいろです。

座りっぱなしは良くない！からはじめた１分運動ですが、

何より、記憶の仕組みからしても生活の中に運動を取り入れることは必要です。

記憶の仕組みは、脳の中の海馬でいったん記憶して→繰り返し覚えたりする重要なことが大脳皮質に移動することで長期保存されるそうです。

神経細胞が海馬１に対して大脳皮質１００の割合なので、記憶を助けるためには海馬から大脳皮質への移動時間を短くする必要があります。

この移動時間が、運動をしている人としていない人では１週間から１ヶ月以上の違いが出るらしいですから、記憶の面からもマメに体を動かすきっかけにしてほしいと思います。

（記憶の仕組みについては　NHK　サイエンスZEROより、私なりにまとめ直しました。　）

といっても、運動が苦手でも　ピアノの暗譜（あんぷ・覚えて弾くこと）が早いお子さんはたくさんいらっしゃます。記憶することにおいて睡眠や食事・ピアノなら音楽的な能力など運動だけが全てではありませんが、少しでも体の働きを助けられたらいいですね。

１分間運動、くれぐれも場所とタイミングと内容を考えないと騒がしくなってしまいますのでご注意ください♬　

そーっとできるものもあると思います。考えたり工夫したり、楽しいですね。